職長教育で学ぶべき内容について

職長教育で学ぶ内容ですが、これは言うまでもなく職長という役割を持つ人に求められる仕事内容に大きく関わっています。

職長とは工場とか建設現場のように肉体作業を行う仕事場面で必要とされる役割です。

このような仕事を行う場面では、言うまでもなく個々の作業員が必要になります。

どんな仕事をするかはもちろん千差万別ですが、重くて大きな部品を組み立てたり、金属どうしの溶接をしたり、コンクリートを流し込んだりといったような例がそれに当たります。

ですが、それだけでうまく仕事が回るわけではありません。

個々の作業員を取りまとめて指揮監督する立場の人が必要です。

これが職長と呼ばれる役割であり、いわば作業員の上司に当たる人となります。

では職長は何を学ぶ必要があるのかと言えば、一般的な上司としての役割はもちろん必要です。

これはオフィスワークでの係長や課長に求められるものと似ています。

部下に仕事を割り当て、指導する役目が求められるのは、オフィスワークでの係長や課長であっても、現場作業での職長であっても同じことだからです。

ですが、オフィスワークと現場作業とでは大きな違いがあるものがあります。

それは、現場には肉体的な危険性が多いということです。

オフィス内でももちろん場合によっては大きな怪我をする可能性がゼロというわけではありませんが、重機が動いていたり、大きく重い資材が置かれていたりするような現場とは危険性が比較になりません。